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ここはこれまでに弊社ウェブサイトでご紹介した様々なニュースのバックナンバー保管庫です。最新のニュースはトップページにございますのでそちらもぜひご覧ください。
[2016923日]
FSE Roblineはリオの五輪でも活躍していました。
弊社が日本代理店を務めるオーストリアの超老舗ロープブランド’FSE Robline’が配信している、ヨット関係の知られざる裏話を発信する’Did you know?’に掲載された内容を一部ご紹介します。リオのオリンピックにおいてレーザー級の各参加艇に標準装備として採用されていたロープがなんだったか、ご存知ですか?テクノーラとダイニーマという高強度かつ低伸縮な素材を混合した「強いカバー」に、吸水性が低く軽量でしかも安価なポリプロピレンをコアとしたあのロープ、そう、スーパーディンギーシートです。弊社が発案し、FSE Roblineが製品化したこのハイテクロープはオリンピックに躍り出るまでの傑作となりました。これ以上ないほどの舞台で世界がその性能を認めたスーパーディンギーシート、ぜひ一度お試しください。

リオの五輪にあっては日本の49er FXのチームもFSE Roblineのロープのみを使用して試合に臨んでいました。このように、FSE Roblineはトップレーサーたちにも愛される弊社自慢のブランドの一つです。

スーパーディンギーシートの詳細&販売ページはこちら
http://www.yuukoumarine.jp/fse_dinghy.html
[201673日]
CLIPPER RACE -静かなる戦いを超えて-
レース12日目。先頭集団は既に一度目のイギリス沿岸部への接近を終え、トーリー島を回って北西へと進路を変えています。中盤の微風域で各参加艇の船速に大きな差が生まれ、大局は見えたかに思えましたが、現在レース参加者たちの周囲は非常に読みにくい天候状況になっています。弱い高気圧が原因のようで、急に風が止んでしまうなどの状況が起こりえるとのこと。コースに従い進路を変える一団にとってはまたしても的確な判断が求められる難しい戦況となっています。ゴールまであと一歩、というにはまだかなりの距離がありますが、レースはもう間違いなく最終局面です。彼らの戦いを最後まで見届けて下さい。
[2016630日]
CLIPPER RACE -静かなる戦いを超えて-
[最終レース七日目]
巨大な海流に乗って一気に外洋へ躍り出た各艇に吹く風は、微風。猛々しい波や風との戦いが収まれば、次はライバルとの戦いが始まります。数日前の軽快な走りとは裏腹に、ボートスピードの下がる微風時こそ、どうボートを進めるか、その采配が勝敗に大きく影響します。

[最終レース八日目]
ようやく先頭グループが微風域を抜け、風とともに北上を開始しています。一方で後続艇は未だに微風の中苦しい戦いを強いられている模様です。最終ゴールまではまだ1,300海里もの距離がありますが、レースの模様に大きな変化が見られることは必至です。
[2016630日]
470ジュニアワールド 金メダルはスペインと、そして日本へ!
470級ジュニアワールドチャンピオンシップにおいて、日本人選手が素晴らしい成績を残しました!岡田奎樹、木村直矢の両選手が、これまで日本人が成し得なかった大快挙にして最高の栄誉、金メダルを日本にもたらしました!インタビューにたどたどしく答える彼らはいずれも前途有望な大学3年生!この輝かしい記録を糧に、オリンピックへ向けて更なる快進撃を続けて欲しいですね!

http://www.470.org/default/news/new/text/gold-medals-to-spain-and-japan-at-470-junior-worlds-en/page/0/search//eventType/0/year/0
[2016625日]
CLIPPER RACE - 世界最大級の海流に乗って
CLIPPER最終レース3日目、各参加艇は最高にスリリングなレースを戦っていました。この日レースの一団に吹いた風は30〜50ノット、そこに世界最大級の潮流である「ガルフストリーム(メキシコ湾流)」が加わって、船速は平均で15ノットをマーク。一気に外洋の舞台へと飛び出すことになりました。この様子がよく分かるように海面と捉えた写真が届いています。

メキシコ湾流:その名の通りカリブ海から流れこみメキシコ湾からフロリダ海峡を抜けて、大西洋を横断した後ヨーロッパ大陸に当たって枝分かれする、黒潮と並ぶ世界最大級の海流。最終レースをなぞるように流れています。
[2016623日]
CLIPPER RACE - 最終決戦の幕開け
CLIPPERレース、今期最後の戦いが始まります。ニューヨークから大西洋を横断し、イギリスを目指すこの戦いに望む各参加艇は今、水平線の向こうにまで続く横一文字でレース開始の合図を待っています。

地球規模のコースで戦うヨットレース、その最後の決戦にご注目下さい!
[2016618日]
CLIPPER RACE - 最終決戦の舞台は、もう一つの大洋
CLIPPERレースの一団は現在全ての船がニューヨークに停泊しています。今期のクリッパーレースに関する速報をお伝えし始めて以来、レース開始時以降初めて平和な様子をお伝えしている気がします。係留した船のライフラインにずらりと干されるウェアーに、陸に上がってデッキブラシで清掃するクルーの姿。彼らは今、最後の決戦へ向けて束の間の休息をとっています。青島を出発して以来、地球最大の海である太平洋を既に制し、赤道直下の無風海域や数々のスコールをも乗り越えた彼らが最後に挑む海、それは太平洋と双璧をなすもう一つの大洋、大西洋です。ひとたびニューヨークを出発すれば、レースの最終到達地点であるイギリスまでまた巨大な海を渡る挑戦が始まります。この最終決戦に備えて翼を休める者、牙を研ぐ者、それぞれに準備を整え、決戦の時を待っています。
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[2016616日]
ヨットライフにおける、あなたのベストフレンドは?
2014年、とあるヨットマンと出会ったその雌鶏、Moniqueは、世界をめぐる彼のヨットに乗り込みました。相棒のGuirecがマストに登っている間はティラーを預かります。彼女のおかげでGuirecは陸から遠く離れた海の上で新鮮な卵が食べられます。そしてMoniqueもまた、鶏舎に居たのではまずあり得なかった、もとい、世界中の殆どの鶏が経験することのないことを経験しています。それは例えばサーフィンであったり、スケボーであったり、果てはソリ遊びや氷の湖の散策まで。彼らは行く先々で友達を作り、自由気ままなヨットライフを送っています。それでも、ルームメイトと寝食を共にするのは時に大変なこと。彼女は時に「粗相」しちゃうことだってあります。雌鶏ですから。よりによってロープの上にほっかほかのを。それでも今のところ、彼らの旅は順調そうです。

GuirecとMoniqueの様子を収めた動画や写真はこちらでご覧いただけます。
http://www.bbc.com/news/world-europe-36475672
[2016610日]
最後の勝負は心の削り合い -CLIPPER RACE-
青島から太平洋を横断し、シアトルからアメリカ入りしたCLIPPERレースの一団は、パナマ運河を経由してまもなくニューヨークに到達します(時差の関係で既に上位チームは入港している模様です)。この、アメリカの周りほぼ全部が舞台となったCLIPPERレース、無風海域やスコールなど幾多の苦難を乗り越えてきた各チームですが、ニューヨークを目前にした彼らの前に立ちはだかった最後の敵は「己自身」だったと言えるかも知れません。概ね穏やかながら非常に気まぐれな風の吹くゴール周辺では各艇ともに頻繁なセールチェンジを行わざるを得ず、どれだけ緻密に、正確に、そして迅速にゴールへの距離を縮められるかが問われる戦いとなっています。荒々しい自然の猛威と対峙するレースとは対象的な、ともすればチェスや将棋を詰めるのに近いような感覚で接戦を繰り広げるCLIPPERレーサーたちを最後まで見届けてください。
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[201662日]
史上初!アメリカズ・カップが日本に来ます!
以前もお伝えしたとおり、165年の歴史を持つヨットレースの高み、アメリカズ・カップが初めてアジアで開催されます。開催地に選ばれたのは日本第5の都市、福岡。開催は11月の18日から20日の予定です。日本では歴代4代目となるSoftBankのチームが今回大会に参戦中です。また、今回大会では1999年の大会で日本チームのバウマンを務めた総福和彦氏が日本のチームに復帰します。

ただ一つ、惜しむらくはスキッパーが日本人ではないことでしょうか。
せっかくの日本チーム、純大和魂100%で走る勇姿が見られる日が来ることを夢見ずには居られませんね。
[201662日]
CLIPPERレース パナマ - ニューヨークレース開始!
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パナマからカリブ海を抜け、次なる目的地ニューヨークを目指すレースがスタートしました。太平洋側からパナマ運河を抜け、スタートを切ったばかりの各艇、上位3艇の差はまだたったの0.5海里。そんな彼らを待ち受ける新たな難所、ウィンドワード海峡と呼ばれるカリブ海と大西洋とを繋ぐ海峡。昨日から潮流、風ともに勢いを失い、船速が上がりにくい上にスコールまで発生している模様です。どういうコース取りを選択するか、スキッパーの手腕が試されます。
[2016527日]
Moth Worlds 2016 Hayama Japan開催中!
船体を浮き上がらせて’飛翔’する、Mothの世界大会が日本の葉山(神奈川県)で開催中です。動画はレース初日のハイライトとポール・ゴディソン他有名選手のインタビューの様子です。日本での開催とあって、日本人選手の姿も多く見られます。そしてその中に、華麗に宙を舞う女性選手の姿があるのがお分かり頂けるでしょうか?adidas sailingのシューズ、ウェット、スプレートップに身を包み、海面を滑走する彼女の名は山崎アンナ選手。昨年のJOCジュニアオリンピックカップ レーザー4.7覇者という輝かしい実績を持つ日本のホープです。彼女のこれからの活躍にご注目ください!
[2016516日]
CLIPPERレース ほぼ全参加艇が無風海域を突破!
前回終着点のシアトルから新たな目的地パナマへと進むCLIPPERレースの各参加艇の行く手を阻んでいたのは、無風の海域ドルドラムス。各艇苦戦を強いられたようですが、ようやくほぼ全ての参加艇がこの無風海域を抜けてパナマへ着々と距離を縮めている模様です。
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[2016511日]
CLIPPERレース オーシャンスプリント スタートラインが目前
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CLIPPERレースの一団はゴールのパナマを目指して着々と南下しています。変わらず接戦を繰り広げる一団の眼前にはオーシャンスプリントのスタートラインが見えていますが、ただ走り抜けるだけという訳にもいかないようです。ゴールのすぐ下にはもう赤道が通る暑い地域ですが、ここでは前回の太平洋横断時とは真逆の試練が待ち受けていました。過酷な航海とは何も大波や嵐ばかりを言うものではありません。赤道付近にはドルドラムスと呼ばれる無風帯があり、帆走する船にとっては「静かすぎる難所」となります。照りつける太陽の下、この海を最初に突破するのは誰か、続報をお待ち下さい。(写真は各艇の現在位置と今朝の日の出の様子です。)
[201659日]
CLIPPERレース 世界を渡るダウンウィンドセーリング!
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レースの一団は現在メキシコの西海岸を順調に南下中です。HYDESAILSのジェネカーを揚げて、パナマ目指して一気に駆け下りる、これ絶対気持ちいいですよね!
[201657日]
運命の航路を辿るレースが開催中!日本人も出場しています!
イギリスのプリマスを出発して大西洋を横断し、アメリカのニューヨークを目指すTRANSATレースが現在開催されています。巨大なトリマランから40ftのモノハル艇まで複数のクラスが入り乱れ、皆シングルハンドで海を渡るこのレース、今回はなんと日本人も参加しています!動画の2分過ぎ以降にご注目ください!しかもこの記事の掲載時点では女性選手が二位で驀進するという快進撃を見せていました!現在の様子は下記リンクからご覧頂けます。

http://preprod-player.georacing.com/?server=Prod&event=100297&race=92841&name=The+Transat+Bakerly
このレースが行われる航路は「運命の航路」なんです!
シングルハンドで大西洋を横断出来るか、誰が一番速く走りきれるか、そんな無謀な賭けに身を投じたヨットマンたちがTRANSAT(以前はOSTARと呼ばれていました)レースを始めたのが1960年。今やこの航路は多くのチャレンジャーたちがレースで鎬を削る場所となっていますが、プリマス - ニューヨーク間を繋ぐこの航路にはこんな逸話があるんです。
1919年、5月。レースとは逆順ですが、ニューヨークから3機の小型飛行機がプリマスを目指し飛び立ちました。リンドバーグが単独飛行を成功させるより8年も前の話です。遥か眼下では米国の艦隊が「ビーコン」として水先案内をする大掛かりな挑戦でしたが、プリマスまで飛べたのはそのうちの1機のみです。この様子を見ていた米国艦隊の航海士で後にリンドバーグの師となる近代航海術の立役者、フィリップ・ウィームズ氏が「もっと小型で簡単なナビゲーション技術が必要だ」と自らの使命に目覚めた場所、それがこの航路です。彼が発明した「ウィームズ・プロトラクター」は100年近く経った現在も海図上で大活躍しています。
http://www.yuukoumarine.jp/weems_plath.html
今回のレースでは「風雲児」が嵐を呼びました!
シングルハンドで大西洋を横断するこのレースにあっては、ウィンチの性能が勝敗に大きく影響します。
「これ」を搭載した船はレースでダークホースに変わる。4段階ものギアシフトを備え、140倍以上のギア比を持つ驚異的なパワーと、1回で70cmものロープを巻き取る超高速の回転を持ったウィンチ。そう、PONTOSウィンチです。10艇が参加しているクラス40のうち、半数近くの4艇がこのPONTOSウィンチを採用しており、本記事掲載時点ではそのうちの2艇が1位と3位を走っていました。弊社でも取り扱っておりますのでぜひ一度御覧ください。
http://www.yuukoumarine.jp/pontos_winch.html
[201652日]
CLIPPERレース 一団は着々と南下中です
今回は届いた写真のみご紹介致します。レースに新たな展開があったらまたお知らせしますね。

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[201651日]
新たな戦いの幕開け!
7つ目の公式停泊港であるシアトルを出発した各参加艇は、30日には再び大海原での大航海に乗り出します。次なる目的地はパナマ。途中の小レースも合わせるとこれが第10レースとなるCLIPPERレース、次はどんな展開が待ち受けているのでしょう。レースの様子は随時お知らせいたします。ご期待ください。

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[2016422日]
偉大なる先人の旅立ち
Viggo Jacobsenという方をご存知でしょうか。1965年、フィンランドで国際オプティミスト協会(IODA)を立ち上げ、今日世界中にオプティミストを広げたディンギー界の立役者、それがViggo Jacobsenその人です。設立当初は2大陸7カ国しか加盟チームを持つ国がなかったIODA、オプティミスト級ディンギーは、Viggoが一線を退いた1982年までに全世界から30の国が加盟チームを送り込む世界的なスポーツへと発展しました。生まれ故郷で102年というその生涯に幕を閉じたViggoの遺志は新たな協会によって引き継がれ、これからも世界中のオプティミストセーラーたちに受け継がれてゆくことでしょう。
[2016420日]
シングルハンドディンギーチャンピオンシップに初の女性王者が誕生!
Alison Youngがソロ・オリンピックディンギークラス初の女性王者となり、セーリングの歴史にその名を刻みました。ロンドン五輪出場経験を持つ彼女のチャンピオンシップベスト記録は2012年の第4位。その彼女が今日、アメリカのPaige Raileyをわずか1ポイントの僅差で下し、ワールドチャンピオンシップの金メダリストという栄冠を手にしました。この勝利により彼女は来るRioのオリンピックまでの107日間という準備期間において大きな前進をしたことになります。ファイナルのベスト10には日本人選手も9位入賞を果たしています。
[2016416日]
CLIPPERレース 勇敢に海を渡った戦士たちへ、出迎えの灯火を
ゴール地点となるシアトルのエメラルド・シティは、ラストスパートをかける各チームの到着を心待ちにしています。今夜は海岸線にある高層ビルを消灯せず、各チームが少しでも早く陸地を視認できるよう配慮する予定だそうです。上位チームは既に終着点に入港し、あとは残りチームを見守るだけ…で終わらないのがCLIPPERレースです。ホームチームであるVisit Seattleは現在9位、ゴールラインから74海里の地点を航行中で、その60海里後方をPSP Logisticsが続いています。通常なら最早覆ることのない差と見て良さそうなものですが、現在当該海域は微風の穏やかな天候となっており、レースにあってはまだまだどんなどんでん返しも起こり得ます。本当に最後の最後まで、レースの行方は分かりません!
[2016412日]
CLIPPERレース 今期最速のスプリンターは誰?!
レースの終着点であるシアトルを目前に、東京-大阪間にちょっと足りない程度の約230海里という「短距離」で競われる’OCEAN SPRINT’。既に4艇がこのコースを抜けていますが、現在のところ最速記録を叩き出しているのはUNICEFチームの模様。もちろん凶暴な風と海面の巨大な海練を乗り越えてのことです。一方、ゴールを目前に翼を失ったチームもあります。Da Nang - Viet Namは大波による大ダメージを受け、レースの棄権を余儀なくされました。幸いにも死者は出ていない模様でクルーは皆無事とのことですが、それでも何人かは軽症を負っているようです。また、船体と装備品への被害は大きく、ポート側のヘルムステーションとメインセールを失い、現在はモーターセーリングでゴールまで1,140海里の地点を航行中です。「午後にはチョコケーキも焼きあがる」と元気な様子を伝えてくれているDa Nang - Viet Nam。帆走のほうが速い時にはまだセールを揚げることも出来るようです。彼らが無事にシアトルまで来てくれることを祈りましょう。
[2016410日]
CLIPPERレース 悲しみを超え、そして栄光の地へ
前回CLIPPERレースについてお伝えしてから少し時間が空いてしまいました。太平洋を横断するレースにあっては、色々なことが、本当に色々なことが起こるもので、中には絶対に起こってほしくない、起こってはいけないこともあります。お伝えしずらいことにはなりますが、落水事故による犠牲者が出てしまったのです。彼女、Sarah Youngは真の冒険家であり、地球をめぐる大きな自然のうねりの中でその生涯を終えるまで、その人生を冒険に捧げたのでした。それでも、出来ることなら生きてゴールをくぐって欲しかった。AISを装着していたため落水から1時間足らずで発見されたにも関わらず、彼女は帰らぬ人となってしまったのです。痛ましいこの事故から幸いにも今朝の目覚めを許された私達が学ぶべきこと、それは然るべき備えを怠らないことの重要性ではないでしょうか。落水当時彼女は安全帯を使用しておらず、もしこうした安全対策が十分であれば、彼女は今もこのレースを戦い続けていられたかも知れないそうです。

このように苛酷さを極めるCLIPPERレースも佳境に入り、フリートはゴール地点であるシアトルに向けて着々と距離を縮めています。接戦を繰り広げていた各艇も、先頭と最後尾では本州の全長よりも長いほどの距離が開いています。
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[201641日]
CLIPPERレース 地球:「…本気で行くぞ!」
ついに4月となり、本格的に春の訪れを感じられるようになりました。朝晩の寒暖差が激しいこの頃、皆様はいかがお過ごしですか?西宮今津店の周辺は朝から雨が降っています。ええ、地上ではそんな呑気なことも言ってられます、が!CLIPPERレースの各参加艇周辺はそれどころじゃないようです!低気圧の通過に伴い、今日の午後は35〜45ノットの強風が吹き荒れるとの予報。これを受け、各艇荒天下の航行に備えての準備に追われています。何よりもまずはこの嵐を無事に切り抜けてくれることを祈るばかりです。
[2016330日]
CLIPPERレース 最も過酷な局面!!ライバルは誰?!
強風、無風、乱風…荒波を従えて暴れ狂う「野生の風」は容赦なくCLIPPERレースの参加艇に襲いかかっています。それらを確実に制し、目標地点に向けて着々と距離を縮める各参加者たち。CLIPPERレースにおいてはまだまだ僅差と言える接戦を繰り広げる各艇において、互いの船は手強いライバルとなっていることでしょう。更に、過酷な環境で周囲が全て海という状況では、自分自身に打ち勝つことがこのレースで歩を進める第一歩となります。レースの「対戦相手」たち、荒れ狂う「地球」、そして「自分自身」。それら全てに打ち勝ち、見事栄冠を勝ち取るのは誰か。今後の展開にご注目ください!
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[2016328日]
CLIPPERレース いよいよ過酷な大海原へ!
レース開始から状況をお伝えしておりますCLIPPERレースですが、各艇ついに日本を離れました。それはすなわち、太平洋へと出ることを意味します。ゴールはまだまだ地球の裏側、しかも時期的にもかなり厳しい状況の中を進むことになりそうです。左の写真は昨日のものですが、一日経った今は右写真の通り海の表情も荒々しくなっています。スコアゲート付近は現在大荒れの模様で波の高さは8m、風は40ノットで吹き荒れています。
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[2016324日]
世界で最も過酷なヨットレースの一団が、現在日本の南を通過中です!
Robin Knox Johnston(世界で初めて無寄港単独航海による世界一周を成し遂げた人物)によって始められた世界で最も過酷なヨットレース、”CLIPPER ROUND THE WORLD”ヨットレース。文字通り世界の海を舞台にして繰り広げられるこのレースで使用される12艇の70ftレーシングボートに乗り込むのは、一人のスキッパーを除く全員がなんとアマチュアレーサーです。中国の青島(キンダオ)を出発した彼らがこれから挑むレースの総航行距離は実に40,000海里にも及びます。そんな過酷なレースに挑む彼らの現在位置ですが、なんと今朝方日本の鹿児島を通過しました!各参加艇の現在位置がリアルタイムで配信されているこのレース、日本通過時の様子がこちらです。(社長が早起きしてスクリーンショットを保存してくれました。ご苦労様でございました。)
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言わずもがなこのレース、その苛酷さに身を晒すことになるのはクルーだけではありません。このレースで使用が認められるセールは1セットのみなのです。つまり、この地球規模のコースを、荒々しい外洋の環境を突き進むこのレースを、たった一枚のセールで走りきらなければならないのです。セールにとってこのレース以上に過酷なものは地球中探したってそうそうありはしないでしょう。そんなCLIPPERレースにセールを提供しているのは我らがHYDE SAILSです。外洋航海向けの丈夫なセールを手がけ、このレースを耐え凌ぐためのセール開発に心血を注ぐHYDE SAILSは見事その要求に応え続け、過去3期に渡ってCLIPPERレースにセールを提供しています。これまでのCLIPPERレースの様子と、このレースの苛酷さ、そしてHYDE SAILSのセールがいかに過酷な環境を耐えきれる性能を有しているかがお分かり頂ける写真をいくつかご紹介します。
[2016317日]
The Skywalk -HUGO BOSS、シリーズ3作目となる超クールなCMを公開!-
大きくヒールしたボートのキールを歩き、セールを歩き、パリッと引き締まったスーツ姿でトンデモない挑戦を繰り返してきたAlex Thomsonがまた魅せました!今度はもう歩くどころじゃありません、翔びます!メルセデス・ベンツで颯爽と現れたAlexは徐ろにカイトサーフィンの準備を始めます。そしてお馴染みHUGO BOSSのロゴを掲げた漆黒のボートに接近し、マストから伸びたラインをキャッチ!これを自身の身体に装着した次の瞬間、Alexの身体は宙を舞います!マストより遥か高く飛翔するAlex。しばしの優雅な空中散歩を披露した後、悠々と水面へ舞い戻ります。超クールなHUGO BOSSのCM第3弾!ぜひ御覧ください!
[2016314日]
アメリカズ・カップ、日本開催へ!
2017年7月、バミューダでの大会に向け、今期のアメリカズ・カップも白熱のバトルが繰り広げられています。昨年、Softbankが関西ヨットクラブのAC45Fカタマラン(13.4m)を引き連れて、17年ぶりの大会復帰を声高に表明したことはまだ記憶に新しいと思います。かつてはあの強豪、チーム・ニュージーランドを率いたDean Barkerをスキッパーに迎え、大健闘を見せているチーム・ジャパン。彼にとって通算6度目となるアメリカズ・カップ出場は、42歳となったDeanにとっても過酷な戦いとなっていることでしょう。1992年のアメリカズ・カップ出場以来、1995年、2000年の連戦を最後に長く鳴りを潜めていたチームジャパンと、Deanのこれからの活躍に期待が高まります。

そして!2016年11月下旬、日本の福岡にてファイナルレースの開催が決定しました!チーム・ジャパンにとってはホームグラウンドを言える海での決戦、チーム・ジャパンはこのチャンスを活かしきれるのか?!彼らのこれからにご注目ください!